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FLAME LAYOUT

How to canoe for beginners Vol.6

   

Chapter 4  簡単テクニック 横にすすむ

さあ、これで真直ぐ進んで曲がって、止まれるようになりました。この章では真横に進む方法について説明します。

真横に進む
真直ぐに進めるし、曲がれるし、止まれる。もうこれで十分じゃないの?って思われてることでしょうけど、実際に流れのある場所で最も多用するテクニックがもうひとつあります。それがサイドスリップです。サイドスリップ、つまりバウ(=舳先)を振ることなく真横に進むテクニックです。
どんなシチュエーションで使うのか?例えば川下りの途中、前方に岩を発見したとします。岩までの距離が十分にある場合はターンで避けるという方法をとるのが一般的ですね。クルマの車線変更みたいなものです。ところが、もうその余裕がない場合、ターンしてる間に横向きのまま岩に激突、水圧で張付きを起こす、カヌーは押しつぶされる、乗ってるパドラ−も抜け出せず・・・。って事故が多いんです。(図1)こんな場合クルマでは出来ないカヌー独特の芸当であるサイドスリップを使えば、ターンを伴わない進路変更が可能なわけです。(図2)

もちろん早くから障害物を発見していれば、図1のようにはならないんですけどね。障害物を避ける以外にも細い水路に進入する場合や岸に接岸する場合にも、このサイドスリップはよく使うので、よく練習しておきましょう。

では、どうやって漕ぐのか?ってことを説明します。これもフォワード・ストロークやリバース・ストロ−クと基本的には同じなんです、実は。実に簡単!まずは、遠くの水を引き寄せるドロー・ストローク(図A)と手元の水を遠くへ押しやるプライ・ストローク(図B)をとりあえず覚えましょう。

これ以外にももっと効率のいいスカ−リングってのもありますが、とっさに使えるようになるには結構時間がかかります。
図Aのドロー・ストロークは、まずグリップの手はおでこの前で固定します。パドルを出した側(つまり進みたい方向)に体を乗り出して、フネを傾け、フォワード・ストロークの時にも話しましたが、水を掻くのではなくパドルを突き刺した位置に自分の腰を引き付ける感じでやるとうまくいきます。ガンネルにパドルがぶつかる寸前にブレ−ドをカヌーと直角に捻ると水の抵抗を避けて次のドロー・ストロークに移りやすいです。
絵が下手で解りにくいですが図Bのプライ・ストロークはパドルのシャフトをガンネル(=カヌーのふち)に当てて、テコの要領でやると楽です 。これも同じく終わりにブレ−ドを捻ります。
やってみると意外に簡単ですのでよく練習してみて下さい。

 

Chapter 5 レスキュー

 

 

 


 

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